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想いに寄り添う家づくり「アトリエ橙+建築家・奥山裕生」(東京都・板橋区/練馬区)

「最近の若いものは、まったく・・・。」

<2016-10-19>

後楽園夜景

「最近の若いものは、まったく・・・。」
というフレーズはいつの時代も、
40代、50代の決まり文句のようですが、
私は、そう思うことよりも、むしろ、
「最近の若い人は本当に凄いなぁ。」
と感心することの方が、
多いような気がしています。

オリンピックを観ていてもそうですし、
建築界を見渡してみても、そう思います。

建築家の世界では、かつて、
40代でようやく新人と言われてきましたが、
今や20代、30代の建築家が大活躍です。

40代、50代の世代は、アトリエ系と呼ばれる事務所で、
深夜残業、休日出勤、理不尽な所長の要求に応え、
戦いたくない現場と戦い、神経をすり減らし、
体をこわし、疲弊しながら、修業をしてきたことを
どこか誇りに思い、自慢しがちなのですが(笑)、
20代、30代の世代は、そんなことはお構いなしに、
もっと軽やかに、そして、もっとのびやかに
建築にアプローチしているような気がしています。

積み重ねてきた建築技術や経験からだけ
建築にアプローチするのではなく、
あらゆる異分野の視点・・・
時には、プロダクトから、
時には、インテリアから、
時には、社会問題から、
時には、経済問題から、
ボーダーレスで建築に軽やかにアプローチしています。

そこから生まれるこれまでにない
自由な発想や手法が、
現代の社会のニーズを的確にとらえ、
活躍の場を広げているのだと思います。

とはいえ、私が彼らと同じフィールドで、
同じような手法で建築にアプローチしたい
というわけではありません。

彼らの考えていること、取り組んでいることを
きちんと理解し、学び、謙虚に、
その影響を受けたいと思っています。

アトリエ橙らしさを大切にし、これまで通り、
きちんと正しい技術や経験を積み重ねながらも、
現状維持ではなく、常に変化して行きたい
と考えているのです。

それが具体的にどういうことなのかは、
まだ見えてきませんが・・・。
なにせ、彼らの考えていることは実に難しい。

最近の若いものは、まったく。笑

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