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想いに寄り添う家づくり「アトリエ橙+建築家・奥山裕生」(東京都・板橋区/練馬区)

「息子さん、もう一人いたの?」

<2017-09-24>

東京国立近代美術館で開催中の「日本の家」展へ夫婦で出掛けてきました。

諸外国からみると、建築家が設計する日本の家は、ここのところ脚光を浴びているようで、本展も、ローマ、ロンドンを巡回した後、日本で開催されることになったそうです。

日本の建築家56組75件の住宅建築の展示は、圧巻です。

展覧会

それぞれにインパクトがあって、魅力的だったのですが、一番印象に残っているのは、ある有名建築家が建てた住宅に、長年、住んできた建て主さんのインタビュー動画でした。

この家は、かまぼこ屋根の3階が特徴的なのですが、3階が計画されたのは、着工直前だったとか。

その理由は、建て主さんによると、設計終盤に、(建築家の先生が)「息子さん、もう一人いたの?」と気づき、急遽、3階を載せることになったとか。
えー、びっくり!(笑)

日本の家

他にも、
「先生が寝室を作ってくれなくてね。」
「収納が本当になくて困りましたね。」
「コミュニケーションがあまり出来ていなかった。」
「なんか、何にも言わないうちに出来ちゃったという感じ。」

とここまで聞いていると、不満があるのかなと思っていたのですが、インタビュー終盤になると、

「建て替えるつもりは全くないです。」
「満足していますから。」
「40年住んで有難かったなと思います。」

と幸せそうに語られるのです。

天才と呼ばれる建築家がつくる家というのは、
そういうものなのかもしれないと、
妙に納得させられるインタビュー動画でした。

でも、謎。
建築家がスゴイのか、建て主さんがスゴイのか。

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