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想いに寄り添う家づくり「アトリエ橙+建築家・奥山裕生」(東京都・板橋区/練馬区)

アトリエ橙が目指す設計事務所の働き方

<2018-01-04>

アトリエ系の設計事務所というと、スタッフは終電まで残業、徹夜、休日出勤というイメージがありますが、アトリエ橙は、徹夜なし、残業もあまりせず、休日作業は禁止、休日に打ち合わせの場合は、代休を取るということを原則としています。あくまでも原則なので、忙しい時期は、例外的なこともありますが、通常は、この原則を守るようにしています。(もちろん、原則を守るためには、さまざまな業務上の工夫がありますが・・・。)

こういうことを書くと、「残業なしの設計事務所」で検索した建築学生さんから、就職希望のメールを頂いたりしてしまうのですが、それが目的で就職したいという学生さんはもちろんお断りしています。

意識が高く、能力も高いスタッフだけを雇用しているからこそ、成り立つ原則なのかもしれません。

打ち合わせ

アトリエ橙が、このような働き方を目指している理由は、もちろん、いいデザイン、いいモノづくりを行なうためです。

住宅の設計というのは、「生活の場を機能的にデザインしていく仕事」ですので、あらゆる細かいことに神経を行き届かせられる気持ちの「余裕」が必要と考えています。

仕事が忙し過ぎて、私生活がおろそかになってしまっては、「生活者の視点」は失われ、「設計者の視点」のみで、住宅が作られて行ってしまいそうです。雑誌やホームページに掲載されている完成写真は素晴らしいけど、住んでみると生活しにくい家では困ります。

また、限られた時間で、膨大な図面を書くには、気力・体力も必要です。

徹夜作業で、栄養ドリンクを飲みながらでは、ミスなく図面を書くことは難しいと考えます。図面のミスは、現場の混乱を招き、施工精度を落とし、余計な工事費の増額も招きます。現場の職人さんとの信頼関係も損ねます。

打ち合わせ

家づくりは、人と人との良好な関係においてこそ、良質で幸せな家づくりができるものと思っていますので、設計者と施工者が敵味方に別れ、現場で誰かが犠牲になったり、責任のなすり付け合いになってしまっては、たとえ住宅が完成したとしても、皆に愛されるような建物にはならないような気がしてします。

建て主さんはもちろん、関係者皆が喜ぶ家づくり。

そのためには、まずは、設計者が気持ちの余裕を持ちながら、しっかりと図面を書くこと。

そのためには、設計者が過剰な労働時間で疲弊しないこと、

設計が楽しい、現場が楽しい、建築が楽しいと感じられることが一番大切と考えています。

2018年も、アトリエ橙は、そのような働き方を目指しながら、さらに前へ一歩、進みたいと思います。

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