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家は買うものではなく創るものです「アトリエ橙(だいだい)奥山裕生」(東京都・練馬区)

間接照明がおしゃれな住宅設計実例10

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住宅の計画において、照明計画はとても重要です。同じ間取りだとしても、照明計画によって、全く異なる雰囲気の家や居心地の良い空間を実現することが可能です。

いくつかのパターンに分けて、間接照明の事例をご紹介いたします。

A テレビカウンター背面の間接照明

B 玄関・廊下の正面壁の間接照明

C リビングダイニング天井の間接照明

D 床下・カウンター下の間接照明

E 水まわり小空間の間接照明

A テレビカウンター背面の間接照明(事例1・2)

テレビ背面の壁を明るくすると、テレビ画面との明暗差が小さくなり、目の疲れを軽減する効果があります。テレビカウンター背面の壁は、間接照明付きのアクセントウォールにすることをおススメします。

(事例1)漆喰の壁を優しく照らす

マンションリノベーション「PT306」(多摩市)
テレビカウンター背面
間接照明×漆喰壁

pt306

(事例2)タイルの素材感を顕在化させる

新築一戸建て「富士見の家」(練馬区)
テレビカウンター背面
間接照明×タイル

B 玄関・廊下の正面壁の間接照明(事例3・4)

人間の心理として、前方の一番奥が明るいと安心感が生まれ、入って行きやすくなるものです。これを照明設計の用語で、「サバンナ効果」といいます。サバンナ効果を応用して、玄関・廊下の正面壁に間接照明付のニッチを設けると効果的です。

(事例3)玄関正面の壁を効果的に演出する

新築一戸建て「こうのす台の家」(流山市)
玄関・廊下の正面壁
間接照明×米ツガ羽目板

konosudai_玄関ホール

(事例4)廊下の曲がり角にアクセントニッチ

新築賃貸住宅「F-HOUSE」(杉並区)
玄関・廊下の正面壁
間接照明×エコクロス

F-HOUSE_玄関ホール-2

C リビングダイニング天井の間接照明(事例5・6)

上部方向の間接照明も有効です。上方向への抜け感が出て、天井高さを高く感じたり、空間に開放感を演出することができます。

(事例5)吹抜けの高さを照明で強調する

新築一戸建て「大山の家」(板橋区)
リビングダイニングの天井
間接照明×珪藻土・化粧垂木

大山の家08

(事例6)キッチンが特別な空間であることを演出する

マンションリノベーション「KG724」(板橋区)
ダイニングキッチンの天井
間接照明×珪藻土

kg(板橋区)_LDK-3

D 床下・カウンター下の間接照明(事例7・8)

床だけを照らすことで、非日常感を創り出すことができます。本来、太陽の光は、上から照らされますので、下から照らされることで、非日常的な雰囲気を感じることができるのです。

(事例7)サンクンリビングを光で囲う

新築一戸建て「富士見の家」(練馬区)
床下・カウンター下
間接照明×無垢フローリング

fujimiサンクンリビング

(事例8)玄関土間に優しい光を

マンションリノベーション「SA1308」(上尾市)
床下・カウンター下
間接照明×タイル

sa(上尾市)_玄関土間-2

E 水まわり小空間の間接照明(事例9・10)

水まわりでは、まずは機能的に必要な照度をしっかり確保することが大切ですが、補助的な光として演出的に間接照明を用いると効果的です。トイレ正面の壁や洗面カウンターの手元などに間接照明を設置します。

(事例9)洗面カウンターの手元を明るく

リノベーション「外神田の家」(千代田区)
洗面カウンター下
間接照明×タイル

外神田の家(千代田区)洗面カウンター

(事例10)トイレ正面の壁をアクセントに

新築一戸建て「小金井の家」(小金井市)
トイレ正面の壁
間接照明×タイル

koganei_化粧室

まとめ

一般的な住宅では、部屋の中心に引掛けシーリングが一つ付いていて、照明器具をひと部屋に一つ設置するケースが多いのですが、心地のよい住宅を創るための照明計画においては、単なる器具選びで終わることなく、「適切なところに適切な明かり」を計画することが最も重要です。間接照明は、そのための一つの手法に過ぎませんが、正しく効果的に用いることで、住宅の居心地の良さを大きく向上し、暮らしを豊かにしてくれるものでしょう。

一級建築士事務所アトリエ橙(だいだい)のその他の設計事例はこちらのページをご覧ください。

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