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想いに寄り添う家づくり「アトリエ橙+建築家・奥山裕生」(東京都・板橋区/練馬区)

PT306(多摩市)

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物件概要|

所在地:東京都多摩市 /

マンションスケルトンリフォーム /

専有面積:74㎡ /

家族構成:30代ご夫婦 /

ご依頼の経緯:ホームページ検索

(2015年竣工)

◇マンションリフォームのきっかけ

【スタッフY】

今日は、マンションリフォームを振り返ってのご感想をお聞かせ頂ければと思います。よろしくお願いします。
まず、家づくりのきっかけについて教えて頂けますでしょうか?

【依頼主Kさん(奥様)】

二人で住む家が欲しいというのがあったのですが、今まで色々な賃貸物件や売買物件を見てきても、「これは!」と思える物件がなかったのです。でも、やっぱり「自分たちのお家が欲しい」っていう気持ちを捨てられなくて。

◇リフォームの依頼先

【スタッフY】

うちの設計事務所にご相談にいらしたのは、マンションを見つけられる前でしたね。「物件を探しているのでご相談にのって頂きたい」とのことでした。

【依頼主Kさん(奥様)】

そうですね、それでもメールを送るのに大分悩みました。まず、建築家の方にメールを出すということが、ものすごくハードルが高くて。限りがある予算で、それを受けてくれるのかっていう不安がありましたけど、どうしても話を聞いてみたいという気持ちが先立ってしまい…。(笑)

【スタッフY】
建築家はハードルが高いイメージがありましたか?

【依頼主Kさん(奥様)】

ありましたね。住宅雑誌を愛読していて、そういうのを読むと、自分なんかができることじゃないっていうイメージがありましたね。
でも、ネットを毎日見ていて、たまたま「PHB102」を見たときに、その気取らない、飾らない暮らしのことが書いてあって、「これだ!」って思って。奥山さんのホームページを見たときに、「この方に問い合わせをしてみよう。それで駄目ならリフォームは諦めよう」と思ったのです。

【スタッフY】

他の工務店やリフォーム会社は検討されましたか?

【依頼主Kさん(奥様)】

実は探し始めたばかりの時期に、一軒だけリフォーム会社に行きました。そうしたらその場で物件を探すサイトを見て、実際に見に行ってもないのに「今ちょうどこういう物件があるからいいんじゃない?これで!」って言われたんですよ。物件探しから施工まで一つの会社でできることにメリットを感じて話を聞きに行ったのですけれど、その言葉を聞いたときにがっかりしちゃって。もうきっと工務店とか他に行っても同じなんだな…ってちょっと思いました。
それからリフォームは一旦諦めて、現状の物件を探した時期がありました。

【スタッフY】
そんなこんなでうちの事務所にたどり着いて頂いたということですが、初めて面談されたときのことは覚えてらっしゃいますか?

【依頼主Kさん(ご主人)】

覚えてます!もう緊張して、インターホンの前で「もうこれで駄目なら諦めよう」って二人で言い合ったんですよ。

【依頼主Kさん(奥様)】

でも、実際お会いして「おや?」って。(笑)上から目線で、「じゃあいくら出せるの?」「いつまでだったらいいの?」って言われるのかなって思ったら、全然そんなことなくて。しかも決して急かすわけでもなかったですし、「必ずここにしてください」っていうわけでもなく。門前払いされるかと思っていたけれど、会ってみたら凄く信頼できる方だった。・・・でもたぶん、あのホームページを見て、インタビュー記事を見て、メールを出そうと思ったあたりで私たちの心は決まってたのかもしれません。

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◇設計打ち合わせについて

【スタッフY】

その後、正式に設計のご依頼を頂き、さらに一か月ほどお時間を頂いて、設計案のプレゼンをさせて頂いたのですけれども、第一印象はいかがでしたでしょうか?

【依頼主Kさん(奥様)】

「あ、もうこれで」って…。(笑)もう本当に嬉しくて、何度も眺めて…。

【スタッフY】

うちの事務所は、最初のプレゼンまでに結構お時間を頂くのですが、何度もヒアリングをさせて頂いたり、ご自宅のほうにも一度伺わせていただきました。

【依頼主Kさん】

そうそう…。
最初、自宅訪問の提案があったときに、人に見せられるものじゃない、と思ったのですが、「暮らしぶりを知りたいのです」っておっしゃって…。荷物の容量とか、どういったものが好きなのかとか。確かに必要なことだなと考えを改め、来て頂きました。
自宅に来て頂いた時、私が冷蔵庫の音を気にしているって言ったことを奥山さんが覚えていて、それがプラン提案で配慮してくれていることを知った時に、「すごく深いな」って思って。自分では確かに言ったのですけれど、そこって自分たちにとって重要な要望とは思っていなくて、どちらかというと「こういうリビング」「こういうダイニング」というイメージに思いが馳せちゃって。
冷蔵庫の音に関しては、自分で言ったことをすっかり忘れていて、それがあのプレゼンの時に言われて凄く嬉しかった。「こういうことなんだな」って。「奥山さんに頼んで良かったな」って思いました。

【スタッフY】

その後の設計打ち合わせについてはいかがでしたでしょうか?

【依頼主Kさん(奥様)】

奥山さんって凄く引き出し上手だと思います。自分でも凄くストレスになっていたり気にしているところを上手く聞いてくださったのかな、って思います。
一緒にカフェでお茶した日にこれまでの子育てのこととか色んな話を聞いたんですよ。そのときに「本当にいろいろ経験されていらっしゃるんだな」ってわかって。そういう目線で見てくれるから、いつでもあったかい感じがして。
我々の大きな要望のポイントの一つは「明るい浴室」にあったのです。でもどうしても浴室に窓はつけられない。その中でなんとか明かりを入れて、明るい気持ちのいいお風呂って、どうするんだろうねって。
でも見事に良い意味で裏切られました。自分たちが重要に思っている部分と、大して気にもしていなかったところを全部融合してもらって上手くつくってもらった感じがしました。プラン提案は、涙が出るぐらい嬉しかったです。

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◇家が完成して

【スタッフM】

完成した時の印象はいかがでしたでしょうか?

【依頼主Kさん(奥様)】

玄関を開けて入った時に、設計・工事関係者の皆さんがいらっしゃって、迎えて頂いたというのが嬉しくて、完成した喜びと共に、もうそこで号泣。(笑)
竣工前も感じましたけど、ほんとこういう家に住みたかったのです。この空気感は、私たちはばっちりだったのかな、と思います。漆喰の壁も、床も。

【依頼主Kさん(ご主人)】

シンプルで潔いのが好きだったので、ぴったりだったと思う。

【依頼主Kさん(奥様)】

奥山さんは、打ち合わせの中で「この家族はきっとシンプルなのがいいな」ってもう分かっていたのだと思います。空気感がすごくいいなって思います。
生活の便利さよりも、意外と自分たちは、何にもモノがなくていいから、静かなところを実は求めていたのかもしれません。完成した空間は、空気感とその静けさが、求めていたものと合っていると思いました。

【依頼主Kさん(ご主人)】

そうだね。

【依頼主Kさん(奥様)】

衣食住がこんなにも自分の心を満たせるものだっていうのを実感する毎日。特に、望んだ空間があって、食べものに困らず…。

【依頼主Kさん(ご主人)】

実際、家帰ってきて、わざわざ出ようとならないよね。

【依頼主Kさん(奥様)】

出掛けなくなった(笑)もうそこの生協に行くのも、早く帰りたいから「もう、早くしてよっ。」みたいな。(笑)何も家で作業ややることがあるわけではないのですけれど、外出するのが億劫になりました。
テレビも以前ほど見なくなりました。ただゆっくり静かな中でご飯を食べたり、本読んだりするようになって。ここで本を読むことがすごい良くて。充実している。モノは無いけど、満たされている。

【依頼主Kさん(ご主人)】

奥山さんに「生活変わりますよ」って言われてて。くやしいけど、変わりました(笑)

【一同】

(笑)

◇最後に

【スタッフM】

それでは最後に、これからマンションリノベーションを考えていらっしゃる方にアドバイスなどがあれば、お願いします。

【依頼主Kさん(奥様)】

沢山お話をする、ということですかね。あとは最終的に相性なんじゃないかなと思います。私たちも奥山さんにお願いしようとおもったのは、「この人にお願いしたい」という気持ち、そして受け入れてもらえる、そういう部分を感じたからですね。
おそらく、我々のように初めのメールや電話をするのを躊躇っている方も多いのではないかと思います。その一歩を踏み出せずにハウスメーカーや工務店に最初に行ってしまうと、「あれ?」って思った違和感のまま、家づくりが進んでしまう恐れがあるから、初めの一歩をぜひ皆さん、踏み出して!と思います。そうしたらこんなに楽しい時間を持つことができますよ、って伝えたいですね。

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