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家は買うものではなく創るものです「アトリエ橙(だいだい)奥山裕生」(東京都・練馬区)

「MM205」(墨田区)

物件概要|

所在地:東京都墨田区

マンションスケルトンリフォーム

専有面積:58㎡

家族構成:ご夫婦+子供1人

ご依頼の経緯:ホームページ検索

(2017年竣工)

◇マンションリフォームを思い立ったきっかけ

【スタッフ】

完成おめでとうございます。今日は、リフォームを振り返りながら、お話を伺えればと思います。よろしくお願い致します。まずは、リフォームのきっかけから教えて頂けますでしょうか?

【ご主人】

最初は、引っ越そうかなと思って、マンション物件を探し始めたのですが、場所とかの条件が合わなかったり、自分たちが納得する間取りのタイプがなかったりで、この場所を離れずに、リフォームをすることも考え始めました。でも、どうやってリフォームの依頼先を探したらいいのだろう?と迷っていた時に、見つけてきたっていう・・・。

【奥様】

私が探しました。(笑)

◇リフォームの依頼先

【スタッフ】

どうやってリフォームの依頼先を探したのでしょうか?

【奥様】

「リノベーション」というキーワードでネット検索したら、リフォーム会社の素敵なお家が沢山出てきて。見栄えがいいところとか結構あったんですよね。でも口コミを読んでみると、「すごく良い」って言っている人と、「あんまり…」って言っている人と別れたりしていて。「良い」って言っている人は、「見た目が良い」とか「安くやってもらえたから良い」って言っているようにも受けてとれて。でも、本当に私たちが欲しいのはそこじゃないよな…というところがあって、すごく迷って。見つからないかな…と思っていたところに「ん?橙さん??」みたいな。最初はいくつかの候補の中に橙さんが入っていたのですけど、ある日、その候補を主人に見せてみたんですよね。そうしたら、橙さんにだけ、「あ~」みたいな前向きな反応で。大体はっきりしているので、興味が無いと、絶対動いてくれないんです。でも、今回は上手くことが進んでというか、主人が話しに乗ってきたんですよ。

【ご主人】

あの時、ちょっとびっくりしていたよね。

【奥様】

「あんなに何を言ってもダメだったのに?」みたいな。

【ご主人】

これはね、本当に説明できないんですよ。多分依頼した皆さんは、同じようにおっしゃるんでしょうけど。ただなんか、見たときになんかこう伝わってくるんですよね…何でしょうね?(笑)

【奥山】

ありがとうございます。伝え方って難しいですけどね。

【奥様】

伝えようとすればするほど遠ざかっていっちゃうような気もしますもんね。だから本当にたまたま縁で、会えて良かったなぁって、私達は感謝していますけど。

◇設計事務所のイメージ

【奥山】

設計事務所って普段はあんまり縁がないと思うのですけど、そこに対する抵抗とか、頼みにくさはありましたか?

【ご主人】

依頼する前は、実際の工事に対してどこまで関与してもらえるのかな?机上で線を引いて、あとは現場任せなのかな?と思っていましたが、知らないだけでした。

【奥様】

私の中ではやっぱり、建築士さんに対しては「先生」みたいな感じで、「自分の思ったことを伝えづらいかな」っていうのはありました。最初、事務所があるマンションのインターホンを押すときはすごくドキドキして、威圧的な人だったらどうしようと思っていました。でも、「僕がつくってあげますよ」って感じでは全然なくて。(笑)依頼するかどうかも、よく考えて決めてくださいね、って感じでしたので。

【ご主人】

「うちでやってあげます」とか、「うちに頼んでください」って感じでもなかったので、もうこのまま進めていいのかなという感じでした。

◇設計打ち合わせについて

【スタッフM】

最初まずヒアリングをさせて頂いて、それからプラン提案をさせて頂いた時の印象はどうでしたか?

【奥様】

最初のプランは、玄関、水まわり、子供室のあたりは、素晴らしいなと思ったのですけど、リビングと主寝室はもうちょっと話したいっていうのはありました。

【ご主人】

最初のプランの方が、収納も広かったから、もしかしたら、プランの答えとしては合ってる。でも、その時点で、うちがどうしたいか迷っていたので…。

【工務店】

最初のプランから、変わっているんですか?

【奥山】

最初は、こちらが収納スペースを優先してプランニングしていたんですよ。そのあと色々ヒアリングをさせていただくと、望まれているのは、そういう答えではないなとわかりまして。設計期間を今回、長く頂いたので、そのあたりを繰り返しやりとりさせて頂けて良かったです。

【ご主人】

迷うのに付き合って頂いたって感じですよね。

【奥様】

多分リフォーム会社さんだったから、2~3回の打ち合わせで決めて、「ほんとにいいのかな?」って感じで終わっていたんじゃないかな、って思うんです。そこを「どう思いますか?」って奥山さんに何回も訊く、みたいな。奥山さんだったらどうしますか?って。でもそういうのをやって頂いたからここまで来たかな、って。

◇工務店さんとの出会い

【スタッフ】

設計がまとまって、工務店さんをご紹介させて頂きましたが、不安とか、迷いはありましたか?

【奥様】

やっぱり工務店さんって大事じゃないですか。奥山さんと信頼関係があるところにお願いしてもらうのが、こちらも安心と思っていました。監督さんにも、お会いして安心してお任せできると思いました。本当に工務店さんにも恵まれました。

【奥山】

工務店さんの見積が、予算に収まるかが結構心配だったんですけど、ピッタリでした。

【工務店】

はかったわけじゃないんですよ、本当に。(笑)

通常は、予算オーバーすることが多くて、こちらとしても、悪いことしている訳じゃないんですけど、見積もり出すときに申し訳ない気持ちになるんですよね。でも奥山さんはそれがなかったので。やっぱりご縁があったんだな、って思います。

【奥山】

建て主さんが着工前に全て決めて頂いたってことも、工務店さんにとってはやり易かったですよね。

【工務店】

現場途中での変更があると、どうしても間違いの元になってくるのですが、今回は変更がなかったので、そのあたりもすごく有難かったですね。

【奥様】

私が工務店さんの立場だったら、そう思います。そう思うと、打ち合わせで中途半端に決めて、「やっぱり変更して下さい」っていうのが無いところにお願いしたかったんですね。奥山さんにお願いしたから変更が無かった、だからそこは私もストレスじゃなかったっているのがありますね。

【ご主人】

そこが大きかったんでしょうね。

【工務店】

だいだい、建築家の方って、現場進めながら考える…という方が多くて。それだけ工期もかかりますし。アトリエ橙さんは、珍しいですよね。

【奥様】

大工さんも作り直すの嫌ですもんね。それを考えたら、やっぱり。

【ご主人】

あれだけ打ち合わせさせて頂いた、っていうのも大きいと思う。

【奥様】

最初、大工さんと現場でお会いした時に、息子にも色々話して下さったんですよね。

【奥様】

先週、ご主人が下地を丁寧にやってくれたと仰って、それを親方に伝えたんですよ。涙ぐんで喜んでいましたね。それを分かってもらえた、自分が大事にしている部分を分かってもらえたっていうので、すごく喜んでいましたね。

【奥山】

建て主さんと職人さんがお互いに顔が分かって、というのが、一番安心なのかな、と思います。

【奥様】

皆さん、良い方で。最後にお会いできませんでしたが、よろしくお伝えください。

◇家づくりを振り返って…

【スタッフ】

では、最後に、完成後の率直なご感想をお聞かせ頂けますか?

【奥様】

できたのを見てみて「そうそう!」みたいな。壁が下地の状態だったときは、二重窓が入って狭くなっちゃうんじゃないかと、それだけ心配だったんですよ。できてみて、あ~流石…って。嬉しいです。ありがとうございます。

【ご主人】

まるで最初からこうだったような。(笑)というか今、出来てみて、この部屋だからここにこういうのを置かなきゃいけない、とか、この部屋だからこういうテーブルが良い、とかじゃなくて、なんでも置ける感じがするので、そういう意味で良かったかな、と思います。変に頑張らなくて良かったな、って。違和感がない。

【奥様】

見た目にこだわったのは、毎日、目に入るので、そこが嫌だとストレスになっちゃうんですよ。だからそこはすごく考えましたけど、やっぱり生活が基盤、っていうかね。見た目だけじゃダメだよね。

【ご主人】

美術品、作品ってわけではなく、僕らは毎日住むものなので。だからって、自分達の感覚とか、良いと思うものに囲まれたいと思うからこの選択をした訳なので。なので今ほんとに違和感がない。

【奥山】

それが一番うれしいですね。建築家の作品ではなくて、自分たちの家っていうのが。

【奥様】

住んでからも「奥山先生の作品だよね」って感じじゃなくて。奥山さんと一緒につくって頂いて良かったね、っていう感じですね。

【スタッフ】

監督さんの感想はいかがでしょう?

【工務店】

もう満足の一言しかないですよね。あと楽しかったですね。結局「チーム」ですからね。協力しあいながら、チームでつくりあげるものなので、設計事務所も含めて。そうしないと良いものできないかな、と思っているので。今回はそれが出来たので良かったなって思いますね。

【奥様】

私も、今こうして皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいんです。皆さんが変な気持で終わっちゃったら、それが心に残っちゃうのが一番嫌だから、良かったなって言って頂けるのが一番嬉しくて。こんな素敵なのつくって頂いて、そんな風に言ってもらえて、ありがとうございます。

【ご主人】

今まで、大きなことを皆でやっていくっていうのが、あんまりなかったので。今回、良かったな、と思いますね。全て縁ですよね。引っ越そうかなとも思ったんですけど、ここは亡くなられたお義父さんが買われたマンションなんですよ。いろいろ考えたら、ここに住むっていうのも縁なのかなって。流れの中で出会いがあって…不思議ですね。だから本当に乗っかって良かったな、って思いますよね。自分達で決めたような気もするけど、なんかにね…導かれてというような気もします。

【奥山】

今日はありがとうございました。完成おめでとうございます!

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