GK1215(板橋区)
マンションリノベーション×自分の時間を大事にできる暮らし
当初は、リノベーション会社にご相談されたそうですが、「自分達らしい暮らしができる家」を実現したいという思いから、設計事務所へのご依頼を検討して頂いたそうです。ご家族の暮らしを繰り返し、ヒアリングさせて頂く中で、生活習慣の観点から洗面所の優先順位を高くすることが、今回のリノベーションの最大のポイントと考えましたので、今回のプランは、洗面所からプランニングをスタートし、キッチン、浴室、そして、リビングダイニングという順に検討しました。
△木と左官のリビングダイニング。大きな窓からは朝日がたっぷりと差し込みます。間接照明とグレアレスダウンライトで、夜は落ち着く空間に。
△リノベーション前の間取りの問題点は、玄関、洗面所の狭さとキッチンの閉塞感、そして、水回りの動線でした。その問題を全て解決するために、浴室を大きく動かし、キッチンと洗面所、玄関を繋ぐ動線を一直線に通すことにしました。
△ダイニングのペンダントライトは建て主さんに選んで頂きました。後ろの飾り棚には、季節に合わせて手ぬぐいのコレクションを飾って頂く予定です。
△リビングに併設されたお子さん用の勉強スペース(秘密基地)。キッチンからも見守れる位置、かつ程よい籠り感で落ち着いて勉強できる場所に。
△2方向からアクセス可能な玄関。家族全員でのお出かけ時に玄関が混み合いません。
△書斎は調光・調色可能な照明を設置。テキパキと作業をしたいときは色温度の高い(白い)光、落ち着いて考えを巡らせたいときは色温度の低い(あたたかい)光、と、使い分けることができます。
△エアコンの目隠しルーバー。ゆとりある間隔のルーバーを跳ね上げ扉とし、下を完全に開放することで、エアコンの性能を落とさず目隠しすることができます。
物件概要
物件名:GK1215
所在地:東京都板橋区
専有面積:72.44㎡
家族構成:30代夫婦+子供1人
ご依頼の経緯:掲載誌「建築家が願いを叶えるマンションリノベーション」を見て
建て主さんから寄せられた声
私たちの要望をお伝えすると、それをそのまま修正するわけではなくて、奥山さんの中で一度、受け取って頂いて、次に提案になって出てくるという、そういうプロセス、やりとりがすごく面白くて。
最初僕らが言っていることって全然素人が言っていることなのですけど、それをまず一回聞いて頂いて、次回それがプロの提案になって出てくる。
「実はこういう方が」っていう理由がちゃんと言ってくださるというか、「あ、だからそういう風にした方が良いんですね」「こういう風にしない方がいいんだな」とか、聞く度に「だから心地良い空間がつくられるんだ」って。
理由がその後ろにある、すごいそれが面白かったですね。