向原の家2(板橋区)

子育て住宅×都市型住宅×小上がりのある暮らし

最初にメールを頂いたのは、プロジェクトがスタートする5年前。以前からブログを読んで頂いていたそうで、リフォームのご相談にお越し頂きました。ただ、その時は、諸事情により、お役に立てることが出来ず、心苦しく思っていたのですが、再び、家づくりのご相談にお越し頂き、土地探し+新築のプロジェクトがスタートしました。
設計上の課題は、限られた面積の中で、家族5人が快適に暮らす面積を確保すること。ただ、面積や部屋数を確保することだけに注力すると、ゆとりのない窮屈な暮らしになってしまいますので、平面ではなく断面で変化をつけ、抜けを作ることを大切にしました。

向原の家2(練馬区)

△リビングとダイニングを緩やかに仕切る小上がり。ロフトから顔を出せる開口も。多くの居場所、多くの視点場を空間の中に作ることが、居心地の良さに繋がります。

向原の家2(練馬区)

△2階リビングからロフトに上がる固定階段。低い風除扉は、下の階に冷房の冷気が逃げるのを防ぎます。費用は、2万5千円前後、かかりますが、いずれ光熱費の削減で元は取れるはずです。

向原の家2(練馬区)

△リビングからキッチン側の眺め。右手がキッチン、左手が洗面所、浴室への入り口です。回遊動線となっており、突き当りはバルコニー。家事がこの空間で完結するようになっています。

△左官仕上げのシンプルな外観。サイディングの外壁が多い住宅地の中で、手仕事の温かみを感じます。

△以前のお宅に設置されていた身長計を移設。ご家族の思い出を新居に引き継ぎます。

物件概要
物件名:向原の家2
所在地:東京都板橋区
構造規模:新築木造2階建て
延床面積:25坪+ロフト
家族構成:夫婦40代+子供3人
ご依頼の経緯:ブログ読者

建て主さんから寄せられた声

いつか、息子が家を建てる時にはまた設計をお願いするかもしれません。(笑)